用語集 その7

個人教誨とは別にグループ教誨という宗教行事もあります。
これも希望者のみ。
こちらは1回願箋を出しておくとずーっと有効で、年に3~4回呼び出されて(もちろん、前触れなくいきなり)、
各工場から集められて、(僕の場合は浄土真宗なので)坊さんの話を聞いて、おしまい。
浄土真宗の場合は、全工場合わせて20人ぐらいだったかな。
当然のことながら、その間、一切、私語やわき見は禁止で、何好き好んで希望出すの? って代物ですが、
何しろほかに楽しみないから気分転換になるし(何しろこれがなかったら、その間、ずっとミシン針と材料を見つめてるだけ)、
刑務所側の勧める行事に参加しておくと何らかの好材料になるかもしれないので。

  • 運動会

年に1回、運動会があります。
工場対抗で、種目はリレーとか色々。
僕は1回目、大縄跳び、2回目、綱引きで参加しました。
開催されるのは、10月の1回目の矯正指導日で、通常の刑務作業には全然影響ないようになっています。
何よりこの日は弁当が支給される、年に数度しかない、「白いご飯」が食べられる日です。
なお、運動会そのものは午前中で終わり、午後からは普通の何もない矯正指導日です。

  • おせち

正月はおせち料理が出ます。
といっても簡単な弁当のようなものですが。
ただし、これも祝日菜とかど同様の扱いなので、元日の昼に出されて、夕食下げるときに同時に下げられる、
という、丸一日も味わってられない代物です。
んでもって正月三が日は通常の食事のときのご飯が白米です。

  • 祝日菜

あ、これ書いてなかった。
「菜」ってついてるけど、野菜じゃなくってお菓子です。
祝日の昼食時にご飯と一緒に出されて、夕食時に袋を下げられます。
2類集会や3類集会のお菓子よりはかなり少なめだけど、
それでも無茶苦茶楽しみなもののひとつです。