受刑生活日記…のようなもの(2014/6/30~2014/7/2)
- 6/30
居室着、衣替え。
今日から居室着の衣替え。下は半ズボンに上も半袖になった。(上は上衣を着ないこともOKで、通常はみんなシャツ1枚になってる)
ちなみに加古川刑務所の居室着、よその刑務所とちょっと違う。
画像検索すると、よその刑務所はグレーなんだけど(そういえば確かに大刑にいたとき、すでに夏服だったけど、居室着はグレーだった)、加古川の場合、工場着と似た薄緑色になっている。
工場着は若干くすんだ感じ、居室着は若干明るい色合いなので、区別はつくんだけど。
うちわ、網戸、タオルケット入る。
夏に合わせて、居室内に色々入った。
掛け布団が引き上げられ、代わりにタオルケット。
うちわは体を仰ぐためのものだけど、色々使えない時間帯もあるようだ。
網戸は…使い道なさそう。(基本、元々窓開けっぱなしだし)
長そで居室着、洗濯出し。明日、補助シャツ持って行くこと。
冬用の居室着は早速洗濯に出すことになったんだけど、そのうち補助シャツ(上衣の下に着る、薄手の長そでシャツ)を出し忘れたので明日、持っていくことにする。
手紙は明後日。
手紙出すのは明後日だって。
注意: 朝礼のとき、先に頭を上げてしまった。番号「9:きゅう」と言ってしまった。トイレ衝立。
今日、注意されたこと: 朝礼で礼の時、先に頭を上げてしまった。(「直れ」の号令で頭を上げなくてはならない)
番号を言うとき、「9」を「きゅう」と言ってしまった。(「く」と言わなくてはならない)
オヤジ、丁寧に、立役さん、早く。黒68枚。
作業は引き続きデコパッド(黒)作成。
1日68枚… 1日300枚を超えれば1人前らしいけど、とてもとても。
オヤジからは「丁寧に」って言われるし、立役(たちやく。受刑者の中のベテランで、工場内のほかの受刑者の指導や世話をする人)さんからは、「早く」って言われるし、どないしたら…
すげー、小雪さんとこのビアンカップル、TVでやってる。でも、編集とか演出とかダメダメ。
テレビ見てたら、小雪さんらんとこのビアンカップルのドキュメンタリーやってた。すげー。でも、編集とか演出とか、まだまだだな。(今から思うと、このレベルが「すごい」ことと感じるなんて、ほんと、ここ数年でLGBTに対するメディアの扱いって変わったなー、って実感する) - 7/1
補助シャツ出し。
補助シャツ、無事洗濯に出せた。
運動。風呂。
風呂のあった日。運動は毎日あるから、ここで何を書こうとしてたか…不明。
経本着。
家から、お経の本(正信偈)が届いたので、これでやっと、月命日とかにお経があげられる。
注意なし。(作業指導はあったけど)
珍しく、どのオヤジからも、何の注意も受けなかった。
TV、見るべきものなし。
テレビはほんと見るべきものがない。子供のころはもっと必死に見てた気がするんだけど、こんなにつまらないメディアだったっけ?
作業、70枚。
デコパット1日70枚。なかなか上達しないな。
7/2
手紙出し。
信書の発信日だったので、手紙を出した。
注意: 手紙、のりしろに書いてない。「交談します」の手順。作業のこといろいろ。最後、名札。(ていうか、聞こえにくいし)
今日注意されたこと:
- 信書を発信する際、のりしろに称呼番号・宛先の続柄・優遇区分を書かなきゃいけないんだけど、それを忘れてた。(優遇区分ってのは受刑者に対するランク付けみたいなもんだけど、とりあえず入所したばかりの時は「未指定」状態)
- 作業中、立役さんに教えてもらいたくなったときは、手を挙げて「作業指導のため、立役さんお願いします」って言わなきゃいけないんだけど、その手順間違えた。
- いつの間にか、名札が裏返ってた。
作業は112枚。
デコパット1日112枚。やっと100超え。道のりは長いな。